宮崎県予算案、実質1.7%増 12年度、学校耐震など防災に重点

宮崎県予算案、実質1.7%増 12年度、学校耐震など防災に重点

宮崎県は17日、2012年度当初予算案を発表した。一般会計は5728億円で、11年度予算比1.3%減。公債管理特別会計の新設などに伴うもので、実質的には1.7%増となった。

 家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の影響などで停滞が目立つ地域経済の活性化と、東日本大震災などを踏まえた防災対策のための特別枠約50億円を設定。具体的な事業として、県立学校の緊急耐震対策や防災映像伝送システムの強化などを盛り込んでいる。

 義務的経費は2.6%減の2611億円。公債費は2.0%減の949億円と5年ぶりに減る。投資的経費は、公共事業の縮減などで7.6%減の1096億円。

 歳入は県税収入が810億円。年少扶養控除の廃止や法人事業税などの増加で3.8%増える。県債発行額は0.8%減の789億円。 出典:日本経済新聞

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